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11.「その他 家の仕様について」

「太陽光パネル」

  • 家を新築するに際し、屋根に太陽光パネルを載せるかどうか? 検討されると思います。どこの工務店でも聞かれると思いますし、積極的に勧めるハウスメーカーもあるようです。
  • 太陽光パネルは企業における設備投資と考え方は同じだと思います。初期投資費用を発電による売電価格で何年で回収できるのか? が大事なポイントとなります。投資なのでメリットもありますが、リスクもあります。太陽光パネル設置の是非については、投資と考え、必要な情報を収集、検討した上で決められればと思います。
  • 私自身は、太陽光パネルは屋根に載せませんでした。1つには設備投資にはリスクがあることもありますが、何より、初期費用に必要な金額が出せなかったというのが一番の理由です。それはさておき、ここでは太陽光パネルを乗せる場合について、参考までに。
  • 太陽光パネルはパネル1枚毎に単価が決まっていますので、枚数が多くなると、当然ながら初期費用が多くかかります。その分発電量は増えますが… ただ、初期費用はかかっても、出来るだけ大きなパネルにしたいのであれば、屋根の形は南側に傾斜させる、「片流れ」が良いのではないかと思います。理由は簡単で、屋根形状が切妻や寄棟の場合には、通常、片面にしか太陽光パネルを載せません。でも、片流れであれば、全面にパネルが載せられるので、形状的には最も広いパネルが載せられるはずです。
  • 但し、「片流れ」屋根の場合、傾斜角度が寄棟や切妻屋根より浅いものが多く、太陽光を得やすい角度より浅い角度となる場合がありますのでご留意下さい。また、隣地との間が狭い場合等で、斜線規制と呼ばれる、日当たりを確保する法律に抵触する場合は、南側ではなく、反対向きの屋根傾斜にせざるを得ない場合もあるようなので、必ず家の設計段階、修正が効く段階までに、工務店と太陽光パネルを載せる事を相談して下さい。
  • 太陽光パネルを屋根に載せる場合、屋根の重量が重たくなりますので、地震時には揺れが大きくなります。耐震性を考えるならば、屋根材は瓦ではなく、スレートや金属屋根の方が軽くて良いかも知れません。私は太陽光パネルを載せる予定が無かったので瓦屋根を選択していますが、太陽光パネルを載せるのであれば、ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の屋根を選択したと思います。
  • 屋根材は通常、20年~30年でメンテナンスが必要となります。塗装、葺き替え等。瓦屋根は一般的には、さらに長い耐久性となっていますが、以外の屋根材については、その種類により耐久期間が異なります。太陽光パネルを載せる場合、屋根材のメンテナンスについてどうなるのか? 工務店の方に確認されておかれた方が賢明かと思います。
  • またネットの記事を読む限り、施工業者の施工方法による問題等もありますので、この辺も良く調べられてから設置された方が宜しいかと思います。つまり太陽光パネルを載せるに際しては、後から問題が出ないように、事前検討を重ねることをお勧め致します。

「玄関部分の広さ」

  • 家を建てる時に、4社の工務店と商談を行い、4社から提案図面を頂きましたが、いずれの図面も、玄関面積は広めに取ってありました。
  • マンションの画一的な玄関と異なり、戸建ての玄関は家それぞれの特徴が出る場所であり、外に面する場所なので、ある程度の見栄えも要求されます。玄関は広い方が、やはりゆとりを感じるのは事実です。このため、家の提案図においても、玄関は広めに取ってあるものが多いようです。
  • ただ実用面では、靴の脱ぎ履きが出来るスペースと、数足の靴が置ければ用は足ります。以前住んでいた社宅や安アパートの玄関は、まあ畳半畳に足りないスペースしかありませんでしたが、実用上は問題ありませんでした。確かに見た目は狭いけど…
  • あとは個人の考え方なのですが、間取りに余裕があるのなら、玄関は広い方が良いです。ただ、玄関の間取りを大きくすると他の間取りに影響する、あるいは玄関よりも居住や保管スペースを優先したいのであれば、玄関スペースを犠牲にしても、実用上は問題無いと思います。私の家も玄関スペースは広く出来ませんでしたが、それでも以前住んでいた社宅よりは少し広くなっているので、特に支障も後悔もありません。見た目や雰囲気にこだわらないのであれば、実を取り玄関スペースは少し犠牲にしても良いのではないかと思います。

「点検口は標準装備か?」

  • 家を建てるに際して、事前に読んでいた本などの知識より、水回りの床下点検口と、天井点検口は付けておいた方が良いとのことだったので、工務店との仕様打合せ時には、最初から、どことどこに点検口を付けて下さいと依頼しました。
  • なので、床下、天井点検口が標準装備なのか? 分かりません。特にこちらから依頼しなければ、点検口が無い家だったのだろうか?
  • いずれにしろ、家を新築する場合は、床下、天井点検口は必ず設置を依頼して下さい。標準装備でなければ追加費用が発生しますが、構造的にさほど金額がかかるものでもなく、あとから設置する方がお金がかかりますので。
  • まず床下点検口が必要な1つ目の理由は、シロアリ対策の面であった方が良いからです。ベタ基礎の場合、シロアリの害は少ないようですが、絶対に無いというわけではありません。まずシロアリの害が無いかどうか点検するには、床下に入る必要がありますが、点検口が無ければ入れません。また、現在のシロアリ駆除剤は効果が5年しか持ちません。なので駆除剤を施工する場合には、5年ごとに薬剤を散布する必要があり、やはり点検口が必要となります。
  • 次に、水回り等で不具合があった場合、工事などで床下に入る必要性が生ずる可能性があります。このため、点検口が必要となります。
  • また、1Fの床は基礎との間に鋼製束と呼ばれる支柱が置かれ、これで床を支えています。床がキシむ音がする場合、この鋼製束の高さを変えることで、キシむ音を減らす事が出来ます。この調整時にも床下に入る必要があり、点検口が必要です。
  • 他に、床下点検口があると、ちょっとした床下貯蔵庫代わりにもなります。私の家では、家内が梅漬けの瓶、米等を置いています(あまり褒められたものでもないのですが…)。
  • 床下点検口について、私はキッチンとフロの脱衣所の2か所に設置しました。
  • 天井点検口については、普段使うことは無いと思いますが、万が一雨漏り等が発生した場合、すぐに雨漏り箇所の確認のため、天井裏に入ることが出来ます。また、私は天井裏にテレビ(地上波)のアンテナを設置していますので、設置時に数回、屋根裏に入りました。天井裏は柱や梁があり、内断熱の場合は断熱材が敷き詰めてあるので、物置には不向きではありますが、小さなものなら置くことは可能だと思います。
  • この点検口の設置について、まずは工務店に「標準仕様かどうか?」聞かれて下さい。標準仕様であれば、どこに設置するか?の話だけなので。
  • 仮に、点検口が標準仕様ではない と言われた場合には… 交渉の余地があると思いませんか? だって絶対に必要なので。「5年ごとのシロアリ駆除をどうするのか?」、「鋼製束の調整をどうするのか?」、「水回りの不具合時にどうするのか?」等、質問してみて下さい。車のボンネットが無ければ、エンジンの点検、調整が出来ないのと理屈は同じです。恐らく1つは標準仕様だとは思いますが、もし標準仕様でないと言われたら、理詰めで交渉してみて下さい。住宅に必要なものは標準であるべきです。

「天井の高さ」

  • ハウスメーカーのTV-CMにて「天井の高い家」というものもあり(2019年時点)、世間的には天井の高い家がセールスポイントになっているようです。
  • 天井の高い家のメリットは、やはり解放感でしょうか? 天井が低いと、なんとなく圧迫感があるのは事実です。ただ、感じ方は人それぞれですね。
  • 建築基準法では、天井の高さは2,100mm以上となっています。これに対し、現在の戸建て住宅の標準的な高さは2,400mmとなっているようです。私も家の新築時に4社と交渉しましたが、3社は2,400mmとのことでした。1社は2,500mmとの回答でした。つまり工務店により若干異なる場合がありますので、気になるのであれば、事前に確認されて下さい。おそらく建築基準法ギリギリという所は無いと思いますが、聞かなければ、工務店側から説明は無いと思います。(天井を高くして、それをアピールしている工務店は説明すると思います)。
  • 私が家を新築する前、住んでいた社宅の天井について計測してみましたが、2,250mmでした。家内も私も、特には気になりませんでした。つまりは2,300mmもあれば、特に問題は無いように思います。
  • 私の建てた家は、標準仕様で2,400mmですが、社宅が2,250mmでしたので、やはり天井が高いなあと思いました。実際に2,400mmあれば十分ではないでしょうか?
  • 見栄えや解放感から言えば、2,500mm、2,600mmの天井高さは魅力的なのかも知れませんが、本当に必要なのでしょうか? 私が家を建てる際、2,400mmを2,600mmにする場合は、概算で50万円ほど費用がUPするとの説明でした。まあ天井の高さにこだわるのであれば、それはそれで構わないと思います。ワンポイントのこだわりがあっても良いと思いますので。
  • ただ、天井が高くなると室内体積が増えるので、エアコンの効き目は悪くなる可能性があるかも知れません。その分余力のあるエアコンが良いかも。
  • 新築時、天井の高さについては、今住んでいる家や部屋の高さだったり、実家の天井高さが比較対象になりますので、確認されることをお勧め致します。私個人的には、2,400mmもあれば十分ではないかと思っています。

「メーターモジュール」

  • 現在の戸建て住宅は、ベースとなる柱の幅を910mmで設計する工務店が多いようです。家造りにおいて設計、寸法が基準化されていないと、畳、窓、ふすまや戸等、各寸法に合わせて作る必要があり、これでは大変なことになります。
  • なので、基準寸法は910mmで設計する工務店が主流となりますが、一部のハウスメーカー等は、1m(1,000mm)で設計する所もあるようです。あるいは廊下だけ1,000mmで設計する等。この1mで設計する家の寸法をメーターモジュールと呼ぶそうです。
  • 私が家を建てる時、地場の工務店にメーターモジュールの事を聞きましたが、どこもメーターモジュールでの施工も可能と言われていました。なので、廊下や各部屋を広めにしたいのであれば、メーターモジュールで設計してもらうのも有りだと思います。
  • モジュールとは、家全体の基準単位の意味のようです。家全体をメーターモジュールにした場合のメリットは、廊下や各部屋、階段、トイレや押し入れ等が広くなるということですね。
  • メーターモジュールで家を建てる場合、910mmの尺モジュールで家を建てるより、設計が同じなら家は広くなります。なので当然なのですが、建築費用(総額)は上がります。この場合、単価や総額は、単位面積(平方メートル(m2))で捉えて下さい。メーターモジュールで建てると、総面積が広くなり、費用が上がります。
  • 少しややこしいのは、日本ならではの考え方である坪単価、これは畳2畳分が単位にて、メーターモジュールでも尺モジュールでも、6畳間の坪数は3坪。だからメーターモジュールでも尺モジュールでも、同じ設計なら坪数は同じになります。でも総面積(m2)は当然変わります。一般的にメーターモジュールで建てた方が坪単価は安くなる傾向にあるようですが、総額は上がりますので、基本的には総額で考えた方が分かりやすいと思います。

「宅地造成地の家造り」

  • 家を建てる場合、ポツンと1軒分空いている土地を購入する場合と、宅地造成地にて、複数の区画を売りに出している場合があります。私の家も宅地造成地で複数区画が売りに出されているものの1区画を購入したものです。
  • 宅地造成地の場合、大きな土地を碁盤目状に区画した所では、あまり区画による差は無いのですが、比較的狭い土地を造成して宅地にした所では、接している道路幅や日当たり、周りの状態があるので、条件の良さそうな土地から売れていきます。
  • 私が購入した土地は8区画が売りに出されていましたが、土地を購入した時点で、3軒は家が建っていました。土地は北側と南側に隣地があり、北側の土地には既に家が建っていました。
  • 土地を購入したら、すぐに家造りの計画に入り、家を建てましたが、時点で未だ南側の土地は空き地でした。この土地が不人気で最後まで売れ残り、最終的には工務店が土地を買い上げ、建売住宅を建てて販売しました。
  • 南側に家が建つと、当然ながら日当たりに影響します。新築で引っ越した際には抜群の日当たりでしたが、残念ながら隣に家が立つことで、部分的に日光は遮られてしまいます… まあ私の家も北側の家の日光を遮っているので、これは仕方のない事です。
  • ただ、仮に南側に家がある状態で家の設計が出来たのであれば、恐らく家の設計は日当たりを考慮して、今と違う仕様にしていたと思います。
  • まあ、なかなかこの辺は上手く行かないのですが、宅地造成地で家を建てる場合、後から建てる方が、隣地の家の影響を考慮し、日照条件等を加味した設計に出来るメリットがあると思います。

「新築時の防蟻施工」

  • 木造住宅の場合、やはり怖いのはシロアリの害です。ベタ基礎にすることで、リスクは減らせるようですが、皆無にはならず、やはり防除はやっておくべきだと思います。
  • 工務店との商談時、各工務店に防蟻施工について確認した所、いずれも棟上げ時後に実施するとのことで、3社が外注、1社は自社施工とのことでした。
  • 実はシロアリの防除施工については、噴霧器で薬剤を噴霧するだけなので、土台その他の木材部分に薬剤を吹付ければ済みます。つまりは誰でも出来ます。特に家の新築時、骨組みとなる木材を組んだだけの状態の場合は、床下に潜る必要もないので、簡単に施工できます。
  • つまりは、防虫専門の会社に施工を依頼しなくても、工務店でも実施可能です。私が家の建築を依頼した工務店は、自社で防蟻施工を行うと回答した会社でしたが、棟上げ時に一斗缶に入ったシロアリ駆除剤が1缶、置かれていました。
  • 私が家の建築を依頼した工務店は、最安値を提示してくれた工務店なのですが、こういう所でも、外注せずに自社施工することで、安くあげてくれているのだと思います。家造りは多くの専門職の方の力が必要ですが、専門化しなくても出来る仕事もあり、この辺の考え方も、見積の差として出てくるようです。
  • もし、やる気があるのであれば、自分で防蟻施工してしまうという手もあります。例えば、家の建築を依頼する工務店の防蟻施工は外注だった場合、その費用を単独で見積もってもらい(というか外注なので外注先から見積が出ているはずにて、それを見せてもらう)、その工事を止めてもらう分、値段を引かせるという手があります。シロアリ駆除剤はホームセンターにて販売されており、噴霧器も販売されています。これを両方購入しても、シロアリ駆除外注費用に比べたら、何分の一かで済むはずです。
  • シロアリ駆除のための薬剤噴霧は、恐らく2時間もあれば済むはずです。シロアリ駆除作業は、5年ごとに実施する必要があるので、一度やっておけば5年後にも実施できます。DIY好きな方であれば、検討の余地はあろうかと思います。
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