近所に家が建つときに、時々で写真を撮っていました。全ての工程ではありませんが、時系列で写真を並べてみます。家が建つまでのイメージが少しでも分かって頂ければと思います。画像の一部は補足用に、私の家の画像を入れています。
測量(地縄張り)
建物の配置場所となる、基礎の外周に縄やロープなどを使って印を付けます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/1.測量地縄張).jpg)
砕石敷き
砕石(細かく砕いた石)を全体に敷きます(地耐力の確保のため)。地面を転圧する機械(転圧機)を使って地盤を締め固めます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/2 砕石敷.jpg)
防湿シートを敷きます
砕石の上に防湿シートを敷きます。防湿シートは、地面から床下への湿気の流入を防止するためのシートです。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/3-防湿シート.jpg)
基礎の外周部にコンクリートを流す
基礎の外周部などにコンクリートを流します。 これは基礎の印付けや、正確な距離を測るために行う作業です。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/4-捨てコンクリ.jpg)
隅出し(距離を測る)
外周部に流したコンクリートに、距離を測り正確に印を付けます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/5-隅出し.jpg)
配筋・基礎外周に型枠を設置
鉄筋コンクリートの強度補強材である鉄筋を組みます。次に基礎外周部分に、コンクリートが漏れ出さないための型枠を作ります。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/6-配筋-基礎外周型枠.jpg)
床部分に生コンクリートを流し込みます
基礎の床部分に生コンクリートを流し込みます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/7-床ベース生コン打設.jpg)
基礎の立ち上がり部分 型枠組み
床部分のコンクリートが乾いたら、立ち上がり部分の型枠を組みます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/8-基礎内部立ち上がり型枠組.jpg)
基礎立ち上がり部分に生コンクリートを充填
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/8-型枠(拡大).jpg)
型枠を外す
型枠部分のコンクリートが固まったら、型枠を外します。これで基礎が完成です。この基礎はベタ基礎となります。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/9-型枠ばらし-1.jpg)
土台(材木)の固定・足場の設置
基礎の上に、土台となる材木をアンカーボルトで固定します。基礎の周りに足場を組みます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/10-土台固定-1.jpg)
材木はプレカット工場にて予めカットされたものです。土台の材木1本ずつに、印字がされており、どこのパーツか分かるようになっています。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/10-プレカット印字.jpg)
床板の固定(張り付け)
土台の上に床板(構造用合板)を張り付けます(釘で固定します)。直接、土台に合板を固定しているので、剛床工法と思われます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/11-床板張-1.jpg)
棟上げ
棟上げとは、棟木(屋根の一番高い所に、梁と水平に固定する材木のこと)を上げるという意味で、柱、梁、棟木で家が組まれた状態を意味します。土台を組んだら、棟上げは、10人近くの作業者で、一気に、ほぼ一日で棟上げを行います。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/12-棟上げ.jpg)
間柱・筋交い・窓枠の設置
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/13-間柱、筋交い、窓枠.jpg)
(同じ家の反対側の様子です。バルコニー部分も出来ています。)
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/13-反対側.jpg)
(この頃の家の内側は、だいだいこんな感じです(画像は別の家となります)。)
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/14-この頃の内側.jpg)
中間検査
施工中に検査を実施できる制度を創設する必要があるとして、平成10年6月の建築基準法改正(平成11年5月1日施行)で新たに中間検査制度が導入されました。検査を受けなければならない家の仕様は、自治体により異なるようです。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/15-中間検査.jpg)
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/16-中間検査.jpg)
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/17-金具.jpg)
画像は、私の家を建てる時、中間検査に立ち会った際のものですが、主に、金具(柱と筋交いや梁等を接合する金具)が適正に取り付けられているか? 確認されていました。私の家については、数か所金具が不足していると指摘されていました。
窓の設置
窓枠部分に窓が取り付けられました。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/18-窓設置.jpg)
透湿シートの取り付け
外壁取り付け予定箇所に、下地として透湿シートを取り付けます。透湿シートは、壁内の湿気、水分を外に逃がす効果があります。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/19-透湿シート.jpg)
外壁の取り付け(窯業系サイディング)
家の下側から、外壁材(窯業系サイディング)を取り付けていきます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/20-下から外壁.jpg)
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/21-拡大.jpg)
この頃の内側の様子は、恐らくこんな感じで進行していると思います。⇒壁内部に断熱材を施工している様子です。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/20-内側(断熱材).jpg)
外壁取り付け完了
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/23-外壁完了.jpg)
内側は、内壁材である石膏ボードを貼り付けている頃だと思います。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/22-内側(石膏ボード).jpg)
完成間近
外壁、サイディングの隙間も埋められ、屋根の端も仕上げられ、完成間近の画像です。この後、1Fの窓の一部に雨戸、及び鉄格子が取り付けられて、外観は完成します。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/24-継ぎ目等仕上げ.jpg)
この頃、家の内側については、内壁にクロスが貼られ、家らしくなってきます。
![](https://zutto-ne-home.com/wp-content/uploads/2019/12/25 くろす張り.jpg)
たまたま、興味があって時々に写真を撮っていただけなので、部分的に抜けている工程が多々ありますが、なんとなく家が建つまでのイメージを持って頂ければ嬉しいです。
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