構造・工法

「材木について」

構造・工法

木造建築において、使用する材木は材料そのものであり、家の品質を左右する大事なものとなります。現実的には工務店が手配している材木を使うことになりますが、契約までの段階で、どのような材木を使用するのか? 確認されておくことをお勧めします。また、材木にこだわりがあるのであれば、その材木が手配可能かどうか? 価格はどうなるのか等、確認されてみて下さい。

(ウイキペディアより)

1. 乾燥度合いによる違い

  • 伐採したての材木は、グリーン材と呼ばれ、乾燥処理されていません。 それに対し、乾燥材は、含水率を15~20%程度まで下げたものです。
  • 木の含水率は、通常の水分の考え方と違うようで、少々ややこしい… 私も良く理解出来ていませんが、伐採したばかりの木は、大雑把に150%?の含水率のようです。完全に乾燥した状態を100%として、水分量が150%で1.5倍と書かれてあります。う~ん、よくわからないのですが、木が100+水が150だと、250になりますので、水分量としては、150/250で、60%ということでしょうか?
  • グリーン材をそのまま材木として用いると、時間の経過と共に反り、曲がり、割れが発生します。このため、乾燥させた材木(乾燥剤)を使うのが一般的なようです。
  • 乾燥材には、KD材とAD材というのがあるらしく、KD材が機械(人工)乾燥、AD材が自然乾燥とのこと。KD(Kiln dry(Kiln(キルン:窯))、AD(Air dry)の略だそうです。価格的には、グリーン材<KD材<AD材の順に価格が上がります。やはり乾燥させる手間暇の分、価格は上がるようです。
  • 自然乾燥の場合、半年~1年ほど時間がかかるとのこと。人工乾燥については、いくつか乾燥方法があるようですが、長くても1週間ほどで乾燥できるようです。やはり自然乾燥に比べると圧倒的に短い時間で乾燥できるんですね。
  • 私の家もKD材で建てています。4社の工務店と商談した際に確認しましたが、この4社については、いずれも材木にはKD材を使用するとのことでした。

2. グリーン材とKD材

  • 上記の通り、グリーン材は、曲がりや反り、割れが発生しやすいため、家の材木としてはあまり使用されていません。
  • 但し、私が家を建てる時の工務店との話の中で、グリーン材を材木として使用するのは可能とのことでした。というか、グリーン材はKD材に比べると安価なため、安売りの建売等の場合、グリーン材を使って建てている家もあるらしいとのことでした。グリーン材で家を建てても大丈夫なの? もし建売等を購入される場合には、材木がグリーン材でないのか? は聞いておいた方が良いかも知れませんね。
  • KD材は恐らく、現在一般的に使用されている材木だと思われます。グリーン材に比べると、乾燥させているので、曲がりや反りの発生が少ないのですが、そのリスクが下がっているだけで、反らない、曲がらないわけではないようです。KD材であっても、多少の曲がりや反りは発生すると詳しいサイトには書かれてあります。
  • 私の家を建ててくれた工務店の社長も、新築後数年経つと、どうしても材木がわずかに反る、曲がるため、壁のクロスの継ぎ目に隙間等は出てくる場合があるとのことで、これはどうしても避けられないと言っていました。事実、私の家もクロスの継ぎ目(部屋のコーナー部分)にわずかに隙間が発生している所があります。私は気になりませんが、気になるようであれば、シリコンでシーリングするだけです。⇒ クロスの継ぎ目は元々シリコンでシーリングしてあります。
  • 家を建てた後、材木の反り等のわずかな変形がある=材木が生きているような感覚がして、私はイヤではありません。プレハブやコンクリートの家に比べ、無機質でない、温かみがあるように感じるのは私だけ?

3. KD材について

  • 高温加熱乾燥、低温加熱乾燥、蒸気加熱乾燥 による乾燥方法があるようです。
  • 水分:製材直後は50~60% 乾燥材は水分30%以下で安定した強さとなるとの事。
  • KD材の基準として、D25、D20、D15 というのがあり、それぞれ数字は含水率を示しています。
  • (私が家を建てる際、工務店の方が教えてくれた内容です。)

4. 無垢板と集成板

  • 「集成材」は、小さく切り分けた木材を、接着剤で組み合わせた木材です。木材は乾燥させてから接着します。品質が安定している木材です。人工的に作られた木材ですね。棚板など、規則正しくブロック状に小さな木が並んでいるので、一目で分かります。
  • 「無垢材」は、伐採した木を製材し乾燥させた木材です。通常は、こちらをイメージすることが多いと思います。
  • 「集成材」と「無垢材」には、一長一短があります。一般的に集成材の方が品質が安定していると言われます。デメリットとしては、接着剤が使用されているので、耐久性が無垢材に比べ劣ると言われているようです。逆に無垢材については、集成材に比べ、反りや曲がりが出る可能性がある点がデメリットとなりますが、耐久性が高く、時間が経つにつれて風合いが変わるというメリットがあります。
(奥の窓枠が無垢板 手前の棚が集成材)

5. 柱(木材)の材質特徴:

  • 「杉無垢」:乾燥材がお勧め(大手ハウスメーカーも使用)
  • 「杉集成」:強度が出ない…
  • 「ホワイトウッド集成」:輸入材 単価差あり 強度は良い
  • 「レッドウッド集成」:輸入材 単価差あり 強度は良い(大手ハウスメーカーも使用)
  • 「桧無垢」:乾燥材 値段高い(大手ハウスメーカーも使用)
  • 「桧集成」:値段高い(大手ハウスメーカーも使用)
  • 「カラマツ集成」:国産材 強度は良い 使用頻度少ない
  • 「ベイマツ集成」:強度あり 通し柱に向く
  • 「ヒバ無垢」:乾燥材 値段高い
  • 「ヒバ集成」:値段高い(大手ハウスメーカーも使用)
  • 恐らく、最も多く使用されているのは、「杉無垢」(乾燥材)だと思います。

6. 私の家の場合

  • 正直、材木については良く分からなかったので、工務店に全てお任せしました。⇒ 予め、何を使用するについては確認しています。さすがにグリーン材を使われると困るので。
  • 土台:ひのき(KD材) ⇒ 土台にひのきを使用するのは、湿気に強く、シロアリの害にも強いからのようです。
  • 梁・柱:杉(KD材) ⇒ 基本材は比較的安価で品質の良い杉
  • 筋交い:杉・ベイマツ ⇒ 「なぜベイマツなのか?」工務店の社長に聞いた所、「ベイマツは粘りがあるような気がするので」とのことでした。
  • 地元の県産木材を使用すると、県から補助金が出るとのことで確認したのですが、地元木材自体の単価が高く、補助金を差し引いても、工務店が手配する木材の方が安価でしたので、地元木材の使用はしませんでした。
  • 商談した4社の工務店に使用木材についても確認したのですが、微妙に違いがあります。材木の選択、この辺は工務店ならではのこだわりが見れる所なのかも知れません。
YakkoさんによるイラストACからのイラスト

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