土地・地盤

「私の家の地盤調査結果」

土地・地盤

私の家の地盤調査にかかる経緯については、別の記事に書きましたが、地盤調査結果の概略について、閲覧用に資料を作ってみました。

地盤調査・地盤改良」の記事と併せ、見て頂ければと思います。

「地盤調査結果」

地盤調査結果(ブログ用)

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  • 家の設計が決まったら、予定の土地の測量を行い、家を建てる位置を決めます。
  • 家の形が四角形の場合、地盤調査は家を建てる位置の四隅、及び真ん中の5点の地盤について調べるのが一般的のようです。
  • 私の家の場合も、四隅と真ん中の地点の地盤について調査しています。
  • そして、四隅の内、「No.1」の箇所については地盤が弱い結果だったので(自沈層があった)、すぐ近くの2か所を追加で調査しています。追加調査は、その地点の地盤が本当に弱いのか? 確認のための追試の意味と思われます。
  • この追加調査した2点(「No.1-1」、「No.1-2」)の内、「No.1-2」の方の地盤も弱かったため、No.1付近は地盤が弱いと判断されました。
  • 及び、真ん中の「No.5」も地盤が弱く、5か所測定した内の、「No.1」と「No.5」の地盤が弱い事より、地盤改良が必要との調査結果となっています。

「「No.1」の地盤が弱い理由」

  • 丘陵地を切り開いて平たんな宅地を作る場合、一般的に切土と盛土では、盛土の方が地盤が弱くなる傾向にあるのが知られています。このため、盛土を行う場合に十分に転圧することにより、ある程度地盤を固くすることは出来ます。
  • 私の家の土地は、前面道路より高い位置にあり、擁壁が作られています。この擁壁を作るために、擁壁の内側の部分は一旦掘り起こし、擁壁を作った後に埋め戻しています。つまり擁壁付近は盛土の状態になっています。
  • 調査結果、地盤が弱いと指摘された「No.1」は、この盛土の部分となります。つまりは擁壁を作った後の盛土の際の転圧が不十分だったことが地盤が弱い原因と考えられます。この考えについては、地盤調査会社の方も「その可能性が高い」と言われており、間違いないと思います。⇒ 最終的には地盤改良費用を土地販売会社が負担しており、土地販売会社もそれが原因だったと認めた結果になっています。

「「No.5」の地盤の弱い点」

  • 家を建てる予定部分の真ん中付近の調査地点である「No.5」についても、地盤が弱い結果となっています。
  • 「No.1」箇所についても地盤が弱いため、仮に地盤改良を行わずに家を建てた場合、「No.1」部分が沈む可能性があり、真ん中の「No.5」の地盤も弱いため、家が傾く可能性もあるとの調査結果でした。
  • 仮に、No.1~No.4の4角の地盤が強固であれば、真ん中の「No.5」の地盤が弱くても、大きな影響は無いとの地盤調査会社の見解でした。⇒ 四隅の地盤が強固なら、仮に真ん中の地盤が弱くても、傾きは発生しないという事だと思います。

「地盤改良の見積もりと内容」

地盤改良見積り(ブログ用)

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  • 地盤調査会社より当初提案された地盤改良の見積もりと施工内容です。
  • 見積にはクレーンの費用が含まれていないので、実際にこの内容で施工していれば、70万円前後の金額が余計に発生していたと思います。
  • 施工内容は小口径鋼管と呼ばれる工法の様です。最終的にこの提案内容での地盤改良は実施していないので詳細は確認していませんが、見積もりの内容よりは、「径114mmの鋼管、1本3mを3本つないで9mとし、9mとした鋼管35本を家の基礎となる部分の下部に打ち込む。」改良方法のようです。

「自沈層について」

  • スウェーデン式サウンディング試験による地盤調査の方法は、多くのHPにて解説されています。
  • ごく簡単に言えば、ロッド、スクリュー、錘などからなる試験装置を用いて、土の硬軟又は締まり具合を判定する方法となっています。

① 25kgの錘を載せる ⇒ 装置が沈まないか?

② 25kgの錘を載せる(計50kg) ⇒ 装置が沈まないか?

③ 25kgの錘を載せる(計75kg) ⇒ 装置が沈まないか?

④ 25kgの錘を載せる(計100kg) ⇒ 装置が沈まないか?

⑤ 錘を100kg載せて装置が沈まない場合、次に25cm掘り下げるのに、ハンドルを何回転させたか? 調査する ⇒ ハンドル半回転を1とし、ハンドルの必要回転数で地盤強度を評価。

  • 自沈層とは、錘を100kg載せるまでの間に、装置が沈む地盤を指します。一般的には、自沈層がある地盤は弱いとされているようです。

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