考え方その他情報

「我が家の工夫、建ててから気付いた事」

考え方

私が建てた家は、まず何より予算内に収める事が第一だったので、目を引くような装備も何もありませんが、限られた予算内で工夫した点について、説明します(あまり数が無いのですが…)。また、建てた後に気付いた点もご参考になればと思い、併せて説明します。

「リビングに勉強スペース」

これは、家内が本の記事にあったものを参考に、リビングに勉強スペースを作りたいとの事で、工務店の方に作ってもらいました。家内のこだわりの1つです。掘りごたつのように床下をくりぬき、座れるようにしています。

家の外見はごく平凡だし、中身も特に目を引くような仕掛けもありませんが、ワンポイントのこだわりがあると、やはり「自分らしさ」ではありませんが、なんとなく我が家らしさがあり、良いなあと思います。

いわゆる特注仕様なのですが、見積もりの項目にも個別の記載は無く、工務店の本体工事費に含まれているというか、個別にお金をかけずに作ってもらっています。

せっかくの勉強スペースですが、実際には子供はあまり使っていない…(勉強してない)。でも、たまにここで勉強している子供を見るのは良いものです。

(リビングの勉強スペース)

「玄関ポーチの雨よけ」

家の間取り図面を作った後、玄関部分に庇(ひさし)が無く、雨よけが無い事に気付き、玄関部分の屋根を伸長してもらって雨よけにしました。

玄関部分に個別に小さな屋根を後付けする手もありましたが、屋根部分を伸長した方がデザイン的にもすっきりしますし、強度も高いので、そうしました。

(玄関部分の屋根を伸長させて雨避けにしています)

「玄関にクローゼット」

正確には“押し入れ”“ものおき”なのですが…

これも家内のこだわりで作ってもらいました。元々はクローゼット的に使用するため、特に冬場に外套、上着をこの中に掛けて保管する目的だったのですが…

今は靴や傘、子供のボールや帽子、キックスケーター等が入っています。

まあ、当初の目的とは異なり、ものおきになっていますが、結構便利です。

(玄関クローゼット 姿見も付けてもらいました)

「収納スペース」

家の間取りを自分で考える際、とにかく収納スペースは最大限確保したいと考えており、リビング以外には各部屋に収納を作りました。

階段は折り返し階段にて、階段の上下は塞ぎ、ここも収納スペースにしています。

我が家の延べ床面積は132平方mほどですが、収納スペースの面積は20平方mほどになります。とりあえず収納については困っていないので、十分な量を確保できたかなあと思います。でも、収納スペースが多い=ムダなものが増える のかなあ… 大は小を兼ねるのはそうなのですが、ムダも多くなるのかも知れません。

私の実家をその昔建てる際、母親が「収納は多いにこしたことはない」と言いながら間取り図を作っていた記憶があります。教えられたわけでもありませんが、「確かにそうだな」と、それに倣い間取り図を作りました。

1つ言えるのは、収納スペースがそこにあると、収納家具を買う必要は無いので、全体的にはすっきりするように思います。

(稚拙な自作間取り図面ですが…)

「ベランダ部分は家本体から突き出す仕様で」

家の設計上、屋上にバルコニーがあったり、2F部分にベランダ、バルコニーがある家も結構見かけます。

家を建てる準備中、「ベランダやバルコニー部分は雨仕舞が悪いので、防水工事は念入りに行う必要がある。」と聞いたことがあり、雨漏りのリスクを減らすため、私の家のバルコニーは、家本体から突き出した形にしました。

バルコニーはアルミ製の外付けのものを設置する方法と、木造の本体に最初から取り付ける方法とがあり、値段的にはあまり変わらないとの事でしたので、見栄えが良く、下側に支柱の不要な一体工事でのバルコニーとしました。

ベランダやバルコニーが本体内にあっても、雨漏りで大きく問題になったという話は聞かないので、あまり雨仕舞を気にする必要は無いと思います。

まあ、我が家の設計では、バルコニーは外付け以外に設置できなかったというのもありますが…

(バルコニーは壁から突き出しています)

「外壁材:ポリマパネル」

長い目で見た場合、メンテナンス費用が抑えられ、トータルコストが最も少ないであろうとの考えより、外壁材をポリマパネル(樹脂サイディング)にしましたが…

これは、あと20年~30年経ってみないと答えは出ないので、今の時点では何とも言いようがありません。

築後5年経過して、今の所大きな問題は発生していないです。

(プラスチック製(塩ビ)の外壁です)

「防犯:玄関部分の壁の見通し改善」

外壁、家の周りの塀について、昔の家は高い塀や生垣の家が多かったのですが、最近は塀が無かったり、低い塀にしている家が増えました。中途半端に高い塀は、防犯上は泥棒が潜みやすい陰となるので、かえって低い方が良いようです。

私はなんとなく、自分の家の敷地=自分の陣地 ではありませんが、どちらかと言えば、公私というか隣地の境を明確にしたいので、比較的高い塀にしています(ブロック7段積みにて凡そ140cm)。ただこの場合、やはり泥棒が入りやすい(隠れやすい)のかなあと思ったので、玄関部分のブロック塀だけは一部、アルミの塀を入れました。

まあ、見た目は少しヘンテコなのかも… 子供にも、「なんでここだけこうなっているの?」と言われてしまい…

(一部分だけブロック塀の見通し改善)

「キッチン 調味料置き場」

これも特注で作ってもらった仕様です。キッチンの仕切り壁に、調味料を置くスペースを作ってもらいました。これは非常に重宝しているようです。

家内が雑誌より情報を得て、特注で作ってもらいました。地場の工務店の場合、この辺は簡単に対応してくれます(20.5.10追記)。

「建ててから気付いた事」

家を建てて、防犯の面より、家の周りにセンサーライト等を設置しました。

その際に気付いたのですが、私の家の隣地は、土地が少し高くなっています。玄関部分の屋根が、隣地の塀に近接しており、隣地のフェンスに登ると、玄関部分の屋根に上れそうな… 泥棒の侵入を許す条件となっていました… これは家を建てた後に気付きました。さすがにこの辺まで考えて設計するのは無理ですが…

屋根部分に登れないように、泥棒返し的な金物を屋根に取り付けようかと考え中です。

我が家は、こだわりの家とは程遠い普通の家にて、それほど工夫点やこだわり部分があるわけではないので、少ない参考例となります。ただ注文住宅で建てるのであれば、些細なこだわりが1つ2つあると、我が家らしさが出て、良いように思います。

(隣地から2階部分に侵入しやすいなあ…)

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