家づくりの過程構造・工法

セキスイハウスができるまで

家づくりの過程

会社への通勤途中にある土地で、家の建築工事が始まりました。土地の周りを囲むカーテンには「SEKISUI HOUSE」の文字が書かれており、セキスイハウスが施工する家のようです。せっかく家が建つ所なので、可能な限り写真を撮っておきました。

「地盤改良-鋼管杭工法」

ここは以前、家屋が建っていましたが、一旦取り壊して更地にした上で建て替えるようです。

数日後に地中に打ち込む鋼管とクレーン、杭打機が入っていました。日中は仕事があるので、杭打ち作業を見ることは出来ませんでしたが、実際に地中に埋め込む杭(鋼管)を初めて見ることが出来ました。

更地になった土地
杭打機のようです
カーテン越しに、地中に打ち込む鋼管が見えます
杭が打ち込まれた部分に穴が開いています

「基礎工事(布基礎)」

セキスイハウスの基礎は布基礎です。布基礎の施工風景も今回初めて見ることが出来ました。

ちなみに布基礎を採用している理由としては、布基礎の方が基礎の埋め込みが深く、重い荷重に対しては有利であるからとのこと。セキスイハウスは軽量鉄骨造りの家にて、木造より恐らく家全体の重量は重たいのだろうと思います。

一般的にベタ基礎のメリットとして、基礎全面をコンクリートで覆うため、地面の湿気が上がらず、シロアリにも強い構造となっています。布基礎は地面が露出しているものと思っていましたが、セキスイハウスの布基礎については、地面の露出部分についても、後からコンクリートを流し込んで覆ってしまう構造のようです。この状態も観察することが出来ました。

地面にコンクリートを流し込む
型枠組み
型枠にコンクリートを打ち、養生
型枠除去 セキスイハウスの基礎は化粧基礎と言うらしく模様が入っている
整地(ランマー)
地面露出部分にコンクリートを流し込む

「棟上げー本体施工」

木造戸建て住宅の場合、棟上げは1日~2日にて一気に行い屋根まで作り、翌日には屋根部分の施工が始まります。つまり屋根から先に造ります。屋根を先に造ることで本体部分を濡らさないためと理解しています。

セキスイハウスの場合は、下から上に造り上げていく施工方法のようで、屋根を先に施工するわけでは無いようで、実際にもそういう手順でした。構造材が雨の影響を受けにくいからだと思います。

周りの足場が組まれたところ
足場内に荷物を入れるクレーン
1階部分の鉄骨、壁が組み立てられる
2階部分が組み上がっていくところ
屋根部分の鉄骨が組まれていくところ
ここで、周りを養生します
養生の一部を開け、リフトで屋根材を上げ、屋根を施工

「内装施工」

残念ながら内装の施工は、外から見ることが出来ません… 雰囲気だけですが。

養生されている間は、外装工事中なのだと思います
養生が外れ、内装工事に取り掛かっています 多数の業者さんが入っている様子
工期の関係でしょうか、夜まで作業している日もありました
内装工事も終盤です

「外構工事」

外構については、周りをブロック塀で囲み(2段積み)、その上にアルミ製と思われるフェンスを取り付けるシンプルな外構となっています。

ブロック塀を建てる部分の地面を掘る
鉄筋を入れる
コンクリートを流し込む
コンクリートを積む
フェンスが作られている様子

「編集後記」

この建物は一般の住居住宅ではなく、会社の社屋と思われます。既に完成していますが、フェンス内の建屋の周りは駐車スペースになっています。まあ戸建て住宅でも社屋でも、建築方法は基本同じと思います。残念ながら内装工事は見ることが出来ないため、断片的な記録となっていますが、普段見ることが出来ない、地盤改良用の鋼管、布基礎施工、軽量鉄骨造りの家の組み上げについて観察することが出来ました。

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